ぷるり


ぷるり 複言語文化協会 

 複言語文化協会、通称「ぷるり」です。「ぷるり」はpluriですから、「る」にアクセントを置いて発音してください。

 現在の活動は、語学(フランス語関係)・文化のネット講座になりますが、他の複言語主義的扱いの語学講座を随時開講する所存です。

 みなさまに、受講に興味のありそうな方、特に学生さんへの情報拡散をお願いいたします。

***

<ぷるりの理念・各講座設立趣旨>はこちら 

***

<開講中・開講予定の講座>

全て全16回で一期です。講師は「ぷるり」代表・粕谷祐己(金沢大学名誉教授)がつとめます。

●フランス語初級(英語既修者のための)講座<2025年4月10日開講予定>

●フランス語中級(英語既修者のための)講座<2025年4月10日開講予定>

●フランス語初級・中級(ポルトガル語既修者のための)講座<随時開講>

●文学概論I,II<2025年4月開講予定>

***

<各講座の紹介>

〇語学+文化講座「Jeune Afrique を読む」。全16回。毎火曜日。17時30分-19時(今期の最終回は2025年1月28日。12月24日+31日は休み。次期は2025年4月8日より)。<開講中。授業参観可>

Jeune Afrique(「若きアフリカ」の意味)はフランスで発行されている、フランス語によるアフリカ情報誌です。フランス語圏アフリカだけでなく英語圏ポルトガル語圏もカバーしてアフリカ全体を総合的に扱うこれほど充実した英語雑誌はありません。「上級フランス語講座」ですが、内容は現時点のアフリカ全体、英仏葡圏全体の把握のためにフランス語アフリカ専門誌情報の見出しを英語知識を活用しながら理解し、それから本文を読解してみる、という内容ですから「フランス語はできないがアフリカは理解したい」という方でもある程度ご満足いただける内容です。受講条件は「高校卒業段階の英語能力があること+いわゆる初級(仏検4級レベルを目安とします)のフランス語能力があること」としますが、初級フランス語を「ぷるり」で受講されることを条件に未習の方の受講を受け入れ、受講料を割り引きます)。Jeune Afriqueを定期購読される方も受講料を割り引きます。媒介言語は日本語です。 

〇文化講座「アフリカ概説 副題:アフリカ系人の音楽を通じて知る現代の世界」。全16回。毎火曜日。今期は19時半-21時(今期の最終回は2025年1月28日。12月24日+31日は休み。次期は2025年4月8日より。時間が20時-21時30分になります)。<開講中。授業参観可>

これまでの日本の教育機関ではアフリカに関する学習は欧米、西洋に関係するものに比べて重要性、およびまじめ度?が低いものというイメージがあったように思われます。今はまじめな、優等生の、よく勉強する有為の人ほどアフリカ、アフリカ系人を理解していて、アフリカに積極的に関与する力を持っている時代です。現代のアフリカ系人の音楽文化に接しながらアフリカの総体的な、バランスのとれた理解のための基盤を作りアフリカを知り、アフリカ人を信じ、リスペクトを持って連帯できる21世紀の世界人を目指します。

受講条件は日本語CEFR C1相当の能力をもつことで媒介言語は当面日本語ですが、資料は日英仏語が混在します。<本講座は2022年度まで金沢大学人社学域で実施された講義の修正バージョンです>

〇文化講座「カナダ文学とその分身」全16回。毎水曜日。今期は19時30分-21時(今期の最終回は2025年1月29日。12月25日+1月1日はお休み。次期は2025年4月9日より。時間が17時30分-19時になります)。<開講中。授業参観可>

英語系、仏語系、先住民系、移民系が共生するカナダがなぜ現代世界で最重要の国なのか、文学とその周辺ジャンルを軸に探索します。Maria Chapdelaineも、赤毛のアンも、シートン動物記も、そしてGabrielle RoyもJoni Mitchellも出てきます。媒介言語は当面日本語ですが、資料は日英仏語が混在します。<本講座は2022年度まで金沢大学人社学域で実施された講義の修正バージョンです>

●文化講座「文学概論I」「文学概論II」あわせて16回。毎水曜日。2025年4月9日より開講、20時-21時30分。

文学本来の目的である「自らのメンタルバランスを保つこと」、それと表裏一体の目標として「真の見識を持つ(国際的な場で見識を認められる人材となる)こと」を目指します。現代世界に資する真の見識、二十一世紀における真の教養をもつために古今東西の、人々がいくつもの言語で築いてきた精神の糧となる文学を探ります。

世界は既に十分グローバル化しました。文学を、一部の老舗国の国民文学間の競争のようにとらえるのはどんどん無理なことになってきています。ただ「国」というより「言語」によって文学を分けるのはまだ意味があるかもしれません。今は文学を複言語主義的にとらえて人生に資するものとすべき時です。

媒介言語は日本語です。<本講座は2023年度まで金沢大学人社学域で実施された講義の修正バージョンです。近日中に「文学概論III」の追加を予定しています>

●フランス語初級講座~英語学習との相乗効果を目指す~。16回。毎木曜日。2025年4月10日より開講(5月1日は休み)、20時-21時30分。開講期間終了後、11月初旬に仏検対策クラスを準備します(参加は任意)。Jeune Afriqueクラス受講希望でフランス語未習の方はこちらに登録お願いします。なお金沢大学生、金沢日仏協会員の方には特別割引をさせていただきます。

●フランス語中級講座~英語学習との相乗効果を目指す~。16回。毎木曜日。2025年4月10日より開講(5月1日は休み)、17時30分-19時。開講期間終了後、11月初旬に仏検対策クラスを準備します(参加は任意)。Jeune Afriqueクラス受講希望でフランス語初級を受講された方は続けて中級も受講をお勧めします。なお金沢大学生、金沢日仏協会員の方には特別割引をさせていただきます。

●ポルトガル語ができるひとのためのフランス語初級講座・中級講座(90分授業16回で16000円、学生割引10000円) 受講希望に応じて適宜開講いたします。

◆フスハー(正則アラブ語)とアルジェリア・ダリジャ講座。2025年4月開講は断念して10月開講を目指しますが、未定です。

 アラブ語は文字体系、発音、文法いずれも日本語から遠くて学びにくいうえに、アラブ世界共通の正則アラブ語が各地で話されているアラブ語とかけ離れているという困難があります。できるだけ若い方に、アルジェリアの人が話しているアラブ語(ダリジャ)を体得しながらフスハーの大枠も覚えていただこうという試みです。学習の材料は・・・「歌」です!

◆その他、さまざまなニーズがある方のためのフランス語初級講座・中級講座、自然な会話志向の方向き、文学愛好家向き、ミュージシャン向き・・・などにカスタマイズしたフランス語初級・中級講座開講については、ご相談がいただければ企画いたします。

以上、各講座とも将来的には受講される方のニーズ・能力と、当方の能力に応じて授業内に可能な限り複言語状況を作ります。

***

<受講の条件>

 現行の講座はいずれも週一回、90分×16回を一期とします。

 受講料は90分授業16回で一般16000円(学生10000円)ですが講座によって割引があります(特に金沢大学生、金沢日仏協会会員の方など)ので、お問い合わせください。

 youtubeで使用するために講義は録画いたします。匿名性を重視される方はzoomの設定に配慮して、ハンドルネームをご用意ください。登録時に本名とハンドルネーム、連絡先(メールアドレス、電話番号)、写真または動画による自己紹介をお願いいたします。

 講師の都合(健康上の理由、学会参加等)による休講は、録画視聴で代替させていただくことがあります。ご了承ください。

 お問い合わせはyuichikasuyaアットマ―クgmail.comまで、紛れないように件名を「ぷるり問い合わせ」としてメールでお問い合わせください。

 受講申し込みもyuichikasuyaアットマ―クgmail.comまで、紛れないように件名を「ぷるり申し込み」として本名、ハンドルネーム、メールアドレス、電話番号、簡単なこれまでの外国語体験・学習歴、そしてご希望の講座名を明記のうえ、上記までメールでお申し込みください。折り返し受講受付の確認と、受講料振込口座をお知らせいたします。

***

<フェロー募集>

 「ぷるり 複言語文化協会」の趣旨・活動に賛同される方のご協力をお願いいたします。ぜひ「ぷるり」のフェローになってください(特にフランス語以外のご専門で複言語主義に興味をお持ちの方)。

 フェロー就任希望・就任相談はyuichikasuyaアットマ―クgmail.comまで、紛れないように件名を「ぷるりフェロー」としてメールでお問い合わせください。

以上です。よろしくお願いいたします。